アメリカ・リベラリズムの一大拠点ハリウッドに保守派スターは存在するのか?

政治的にリベラルな立場をとる人たちが多いことで知られるアメリカのショウビズ業界。2016年の大統領選挙戦では数多くのセレブがヒラリー支持を明確にしました。アメリカのリベラリズムの一大拠点と言っても過言ではないハリウッドですが、ごく少数派ながら保守派のスターも存在します。

ドウェイン・ジョンソン

元WWE所属の人気プロレスラー、ザ・ロックとしても知られるドウェイン・ジョンソンは共和党支持者と言われています。2016年にはアメリカの雑誌フォーブス誌の「最も稼いだ男優」部門で第1位を獲得。推定収入は6,450万ドル、日本円で73億円とされています。

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クリント・イーストウッド

クリント・イーストウッドは1951年以来の共和党員です。2012年の大統領選挙ではミット・ロムニーを支持し共和党大会で演説していますし、2016年の選挙ではドナルド・トランプ支持を公言しました。代表作『ダーティ・ハリー』はリベラルな街として知られるサンフランシスコが舞台ですが、リベラルな市長にハリーが反抗するシーンが名物のようになっていました。

ブルース・ウィリス

ブルース・ウィリスは1992年の大統領選挙ではブッシュ・シニアを、2000年の大統領選ではブッシュ・ジュニアをそれぞれ支持しています。そして迎えた2016年の大統領選挙ですが、やはり共和党候補のドナルド・トランプを支持しました。NBCテレビのトーク・ショー番組「トゥナイト・ショー」ではトランプの帽子とヘアスタイルをまねたかつらで登場しています。

ボー・デレク

1979年の映画『テン』で、グラマラスな10点満点の美女を演じて有名になったボー・デレクは、ハリウッド女優としては珍しい共和党員です。ここ数年は、俳優としてではなくアンチ・エイジングの女王的な活動が目立っています。(比較的最近撮影された下の画像からは信じられませんが、1956年生まれです。)

シルベスター・スタローン

トランシルベスター・スタローンは、トランプ大統領の古くからの友人で、一時はホワイトハウス入りが噂されたこともありました。共和党員のスタローンは政治に対する関心が高く、ロッキーの舞台となったフィラデルフィアの市長選に出馬を検討したこともあったと言われています。

ジョン・ヴォイト

大物性格俳優のジョン・ヴォイドは共和党員で、2016年の大統領選挙でもドナルド・トランプを支持しました。トランプを批判したロバート・デニーロを「醜くわめきちらしている」と批判した際は、逆にデニーロから「悪くないやつだが、妄想家だ」などと反撃を受けています。なお、娘のアンジェリーナ・ジョリーからは「離婚した母親を見捨てた」として長い間絶縁されていましたが、下の写真のように今は仲直りしたようです。

ジェシカ・シンプソン

シンガーソングライターで女優のジェシカ・シンプソンもセレブとしては数少ない共和党員です。演技はともかく、音楽活動ではミリオンセラーを連発した人気カントリー歌手でした。ただ、最近はリアリティ番組でのハチャメチャな私生活のほうで有名になってしまいました。

まとめ

ご覧のように大物アクションスターばかりがリストされる結果となりました。日本でもある程度知名度があるスターを探したのですが、女優はなかなか見つかりませんでした。中には何らかの縁で一時的に共和党の政治家を応援したことがある人もいたのですが、ほとんどの場合、選挙後に本人もしくは関係者が共和党員であることを否定しています。

やはり圧倒的にリベラルが多いアメリカのショウビズ業界で、保守派を名乗るのは大変なことのようです。テレビ・ドラマを中心に活躍する俳優で熱狂的な共和党支持者と知られるスコット・バイオは、2016年の大統領選挙期間中にFoxニュースに出演した際、司会者から「ハリウッドで保守派だと差別されるのか?」と聞かれ「多少はあるかもしれない」と答えていました。

トランプの大統領就任式や晩さん会への出演を引き受ける歌手がなかなか現われないというニュースは日本でも報道されていましたが、もともと保守派・共和党支持者を名乗る俳優や歌手が少ないという事もあったと思います。


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