このブログの重要なテーマの一つが静岡県東部の暮らしについて、移住を検討している皆さんの目線で情報発信を試みることです。これから静岡県東部の情報について、可能な限り定期的に、そして継続的に発信していこうと思いますので、あらためてよろしくお願いいたします。
今日はその第一弾として、静岡県東部の中心にある三つの地域と伊豆について俯瞰的にレポートしたいと思います。
Contents
静岡県東部とはどんな場所なのか
静岡県東部に含まれるのは、下の地図のピンクと赤で塗りつぶしたところになります。
具体的には、以下の市町村が含まれます。
富士市、富士宮市、沼津市、三島市、駿東郡清水町、駿東郡長泉町、裾野市、 御殿場市、小山町
赤いアンダーラインを引いた沼津市、三島市、駿東郡清水町、駿東郡長泉町があるのが、地図上で赤く塗りつぶされたエリアになります。このブログでは主にこの4つの自治体について取り上げていくことにします。
沼津市
かつては静岡県東部の中心都市でしたが、今は停滞している感じです。一級河川の狩野川が街の中心部を流れていて、様々な形や色をした数多くの橋がかかっています。野暮ったさはありますが、とても雰囲気のある街です。
残念なのは、沼津港、千本浜海岸、香貫山といった観光資源を十分生かし切れていないことです。
おそらく、東西南北に広すぎるので中心部が拡散してしまうのでしょう。大きな可能性があるのですから、新市長を中心に何とか奮起してもらいたいと思います。
(参照:沼津市移住・定住ポータル)
三島市
静岡県東部では沼津市に次ぐ規模の街で、新幹線停車駅があります。沼津と違い、市の中心部はコンパクトにまとまっていて活気があります。小さな川がいくつも中心部を流れていて、美しく上品な風情を感じさせます。
なお、三島市は行政区分上は伊豆地方に入るようなのですが、このブログでは静岡県東部として扱わせていただきます。(参照:三島市移住定住サポート)
駿東郡清水町と長泉町
清水町、長泉町ともに宅地化が進み移住者が増えているようです。沼津と三島に挟まれたエリアで街自体は小さいのですが、新しいお店の出店を見かけることも多く、沼津や三島に比べて活力が感じられます。
清水町にあるシネマコンプレックスが併設された大規模ショッピングモールには、土日ともなると、静岡県東部はもちろん伊豆全体から買い物客が集まってきます。静岡県東部に住む人たちにとって、清水町はかつての沼津のような中心地になったと言えそうです。
伊豆について
次に静岡県東部とは切り離せない関係にある伊豆についても、ここで簡単に触れておきたいと思います。上の地図で紺色で塗りつぶされている地域です。観光(温泉、歴史的史跡、アウトドア・マリンスポーツ全般など)と農業(みかん、わさびなどが)が主力産業です。
なお、伊豆は地形によりさらに4つの地域に分かれます。
東伊豆
鉄道と道路により、伊豆半島の中では一番発展を遂げた地域です。新幹線発着駅がある熱海を含め、首都圏通勤圏内の場所があります。熱海市のほかに、伊東市、東伊豆市も含まれます。
(参照:熱海市定住促進)
南伊豆
伊豆急行線の終着駅下田が中心で、南伊豆町、河津町との格差は広がるばかりといった印象です。サーファーや芸術家が多いせいか、他の地域よりは若い活力が感じられます。有名な白浜の他にも美しいビーチが多く、このエリアに別荘を所有する外国大使館もあります。
(参照:下田市ホームページ)
中伊豆
新幹線と伊豆箱根鉄道の始発駅がある三島市、函南町(日守地区は除く)、伊豆市の一部(旧修善寺町、旧天城湯ヶ島町、旧中伊豆町)、伊豆の国市(旧伊豆長岡町、旧大仁町、旧韮山町)を含みます。他の地域に比べて宅地開発が進んでいます。伊豆全体で最も活気があるのは中伊豆かもしれません。(参照:伊豆市ホームページ)
西伊豆
海岸線が切り立った崖になっているところが多く、他の伊豆の地域と異なり鉄道がありません。また道路も狭い箇所が多く開発も格段に遅れています。他沼津市の一部(内浦地区、西浦地区、旧戸田村)、伊豆市の一部(旧土肥町)、西伊豆町、松崎町を含みます。
静岡県東部の特徴
静岡県東部が優れている点
何といっても首都圏に近いことです。また富士箱根エリア、伊豆エリアといった自然に恵まれていることも大きな魅力です。御殿場には大規模ショッピングモールもあり、買い物の面でそれほど大きな不便はありません。
静岡県東部が劣っている点
一部を除き商業施設や工業団地などの誘致・新規開発などはあまり進んでいません。製造業が発展してる静岡県の中部、西部に比べると仕事は少ないと言えます。
まとめ
仕事を見つけることは簡単ではありませんが、静岡県東部の魅力を考えると移住先として検討しない手はないと思います。
今回は、静岡県東部の3つの地域と伊豆を主観的に俯瞰してみましたが、いかがでしたでしょうか?各地域のイメージだけでもつかんでいただけたら幸いです。
次回は移住に踏み込んでレポートしたいと思います。