トランプ政権も3週目に入りました。ノンストップに物議を呼んでいるトランプ大統領に対して、世界各国から笑いという名の反撃ののろしがあがっています。
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サタデーナイト・ライブ(アメリカ)
トランプに対する笑いの反撃、その急先鋒はアメリカNBCテレビの老舗コメディ番組『サタデーナイト・ライブ』です。
2週間ぶりにアレック・ボールドウィン(トップ写真)が登場し、トランプ大統領がオーストラリア首相を相手に電話をガチャ切りした件や、メキシコ大統領に首脳会談打ち切後の電話会談で麻薬撲滅のためにアメリカ軍派遣をほのめかした件を早速フォローしていました。
なお、トランプ大統領の側近中の側近と言われるスティーブン・バノン首席戦略官・大統領上級顧問のキャラクターが番組に初めて登場しました。
トランプ役のアレック・ボールドウィンのとなりに立っている、どう見ても死神にしか見えないキャラがスティーブン・バノンです。
このところ全米のほとんどの主流ニュースメディアは、月曜の朝に週末の『サタデーナイト・ライブ』のトランプ・パロディを取り上げています。とりわけトランプに目の敵にされているCNNのはしゃぎぶりが目立ちます。
今週はスパイサー報道官のモノマネが気に入ったようで何度もビデオを流していました。ちなみにこのビデオには「フェイク・ニュース」をまき散らした罰としてCNNの記者がオリに入れられているシーンが出てきます。
アメリカ・ファースト、スイス・セカンド(スイス)
次にご紹介するのがトランプ大統領のスローガン「アメリカ・ファースト」のパロディ「スイス・セカンド」です。トランプの話し方をまねたスイス人ナレーターが、自虐的にスイスをトランプに売り込んでいます。
「スイスにはメキシコ人もいないし安全だ。」というように逆説的なトランプ批判がうけているようです。このビデオが話題になったおかげで(この記事を書いている時点の再生回数が730万回)、『ポルトガル・セカンド』『ベルギー・セカンド』『ドイツ・セカンド』『オランダ・セカンド』などが作られています。
ちなみに『オランダ・セカンド』には「オランダは運河という壁に囲まれていてメキシコから海水が流れ込まないようにしている」というナレーションがあります。
トランプ大統領のエグゼクティブ・オーダー署名のまね(スゥエーデン)
スゥエーデンのロウィン副首相が女性の同僚議員に囲まれて書類に署名している写真が公開されました。男性に囲まれて大統領令にサインする様子を公開するトランプ大統領を揶揄したものではないかと言われています。
Just signed referral of Swedish #climate law, binding all future governments to net zero emissions by 2045. For a safer and better future. pic.twitter.com/OqOO2y8BU6
— Isabella Lövin (@IsabellaLovin) 2017年2月3日
ご本人のツイッターによると、彼女が署名したのは2045年までに温暖化ガスの排出量をゼロにするための取り組みを政権交代があっても継続することを定めたものだそうです。
ちなみに大統領令にサインするトランプを基にしたたくさんのパロディ動画が作られています。
kat pic.twitter.com/ra55wo0ulW
— Trump Draws (@TrumpDraws) 2017年1月31日
house pic.twitter.com/AHAjqMazJ4
— Trump Draws (@TrumpDraws) 2017年1月31日
— Trump Draws (@TrumpDraws) 2017年1月31日
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スノー・トランプ・PPAP(日本)
最後にご紹介するのは、我らが日本のさっぽろ雪まつりに登場したスノー・トランプ・PPAPです。
Japan’s snow festival opens with ice replicas of Donald Trump, Pikotaro https://t.co/giRXCCO83bpic.twitter.com/ySqENLidJ6
— The Straits Times (@STcom) 2017年2月6日
旬のネタながら反応は今一つです。ちょっと似てなかったのかもしれませんね。色がついている分だけ、こちらのほうが似ているかもしません。
まとめ
トランプ政権が誕生してまだ2週間しか経っていないのが信じられないほど、数多くの現実離れした出来事がありました。最低でもあと4年間はこうした毎日が続くのかと思うと気が滅入ります。
サタデーナイト・ライブでも見て悪夢のような現実を笑い飛ばしていけたらいいですね。