移住先として静岡県東部をお勧めする理由

地方移住への関心がさらに高まっています。首都圏在住で地方移住を希望する皆さんの相談窓口となっているNPO法人ふるさと回帰支援センター(東京有楽町)によると、2015年(平成27年)1年間に同センターで対応した移住希望者からの相談件数は、前年から大幅に増加しプラス73.6%、21,584件に達したそうです。

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移住先としての静岡県の人気度

同センターでは、相談件数をベースに毎年移住希望地域ランキングを発表しているのですが、2015年のベスト5は以下のようになっています。(カッコ内は2014年順位)

1位 長野(2位)
2位 山梨(1位)
3位 島根(8位)
4位 静岡(7位)
5位 岡山(3位)

引用元:2015年移住希望地域ランキング(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター)

また、同年に静岡県が行った別の調査で移住したい地域をたずねたところ、ベスト5は以下のような結果となりました。

1位 沖縄
2位 北海道
3位 長野
4位 静岡
5位 千葉

引用元: 地方移住に関心がある首都圏在住者に対する意識調査(静岡県)

こうしたアンケート調査の結果を見ても、首都圏在住者の移住先として静岡県には根強い人気があることがわかります。

私が移住した理由

私自身、20年近く住んでいた神奈川県横浜市から3年前に静岡県東部の沼津市へ移住しました。地方への移住を決めた理由は、月並ですが「自然が豊かな環境で、夫婦二人のんびり犬を飼って暮らしたかった」からです。仕事はこれまでの職種とは大きく異なるものになり給与も大幅にダウンしましたが、優先順位としては「まず移住」という考えでした。

移住先として静岡県沼津市を選んだ理由ですが、実家があり両親が住んでいたというのが最大の理由です。実家と言っても8年ほど住んでいただけなので、それほど強い愛着があったわけではなかったのですが、沼津市、というよりも静岡県の東部はとても気に入っていました。その理由は、おそらく静岡県に移住したいと考えている多くの皆さんと同じ、以下の2つの理由からです。

移住先として静岡県東部をお勧めする2つの理由

(理由その1)首都圏から近い

首都圏に生活基盤を置いていた期間が長ければ長い程、簡単にはあきらめきれないライフスタイルがあります。例えば、友人と気軽にあったり、コンサートに出かけたり、通いなれたレストランで食事をしたりといったいわゆるアーバンライフも、静岡県東部であれば完全にあきらめる必要はありません。

静岡県東部の鉄道交通のハブ・三島駅から新幹線を利用すれば東京駅まで1時間以内に移動できます。私はつい先日、平日の夜に東京ドームで行われたコンサートに行ってきましたが、コンサート終了後午後10時30分ごろには家に帰ることができました。

もちろん、この利便性の良さは、仕事の面でも大きなアドバンテージになるでしょう。

(理由その2)けた外れに恵まれた自然環境

静岡県東部地方は、東を箱根連山、南を伊豆半島、そして北には富士山があります。これだけダイナミックな自然環境に恵まれていながら、東京の中心部まで1時間以内に行ける場所は日本広しといえども、静岡県東部地方だけです。

日本有数の観光地である伊豆、箱根、富士山の有名スポットに片道1~2時間以内でドライブ旅行が可能です。特にアウトドアスポーツが好きならここはもう天国と言ってよいと思います。

すでに始まっている静岡県東部への移住

冒頭にご紹介したアンケートで静岡県を移住希望先として選んだ皆さんも、その理由として上の2つをあげられた方が多かったようです。

静岡県県庁所在地静岡市が人口流出で政令指定都市としての資格を失いつつあるなかで、東部の中心に位置する駿東郡清水町、長泉町、御殿場市などでは人口が増加しつつあるのです。どうやら静岡県東部の魅力に気づいた皆さんの移住は、すでに始まっているようです。

ソース:ミエルカ 人口増加都市

移住希望者が静岡県に臨むこと

最後に、首都圏在住で静岡県を移住先として考えている皆さんの希望について、前述した静岡県が実施したアンケート結果を見てみましょう。

移住希望者は、「地域に滞在し、地元の人たちと実際に触れ合う機会」や「自治体ホームページの充実」を求めている。
移住希望者は、「医療・病院」「生活環境」「地域住民の人柄」など、より具体的な情報を欲している。

引用元: 地方移住に関心がある首都圏在住者に対する意識調査(静岡県)

まとめ

これらの情報を提供するためにブログが果たし得る役割は大きいと思います。(なぜかここでは取り上げられていませんが、仕事や給与面の情報も重要でしょう。)このブログでは常に移住経験者としての目線に立って、静岡県東部に移住をお考えの皆さんのお役に立てるような情報を提供していけたらと思っています。