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エルレイ劇場(El Rey Theatre)
セバスチャンが旧友キースの誘いで加入したポップ・ジャズ・グループ「ザ・メッセンジャーズ」のコンサート・シーンで建物内部が使われていた劇場です。1936年にオープンした当初は映画館とダンスクラブが併設されたハリウッドを象徴する建物の一つでした。現在はコンサートホールとして使われています。
ザ・ライトハウス・カフェ(The Lighthouse Café)
ジャズの魅力を伝えようとして、セバスチャンがミアを連れて行くジャス・クラブがザ・ライトハウス・カフェです。
灯台を意味する店名のとおり、太平洋に面したハモサビーチに実在するお店です。あの桟橋のシーンと合わせて、ハモサビーチがセバスチャンの地元という設定であることがうかがえます。
このジャズ・クラブは、チェット・ベーカーやアート・ペッパーが活躍した1950年代のウェスト・コースト・ジャズと呼ばれたムーブメントで重要な役割を果たしたことで知られています。
シャトー ・マーモント(Château Marmont)
ハリウッド女優として成功をつかんだミアが、家族で滞在していたお城のような外観の建物がハリウッドのランドマークとして有名なシャトー・マーモントです。ジョニー・デップやロバート・デ・ニーロなどハリウッドのセレブ達が長期滞在していたことで知られる高級ホテルです。
オーカット・ランチ(Orcutt Ranch)
成功した後のミアが家族と住んでいたシャトー・マーモントの屋内シーンに使用されています。結婚式の披露宴会場として大変人気があるゴージャスな建物です。
ザ・ブラインド・ドンキー(The Blind Donkey Long Beach)
セバスチャンがオープンした念願のジャズバー、Seb’s jazz club の屋内として使用されたのが、ブラインド・ドンキーです。ウィスキーの品ぞろえと居心地のいいソファーが自慢のバーですが、ジャズ・バーではありません。
場所はロングビーチで、ミアのピンク色のアパートのすぐそばにあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか? なるべく物語に登場する順番通りにご紹介したつもりだったのですが、一部順番が違っているところがありました。細かい修正を重ね、徐々に完成度を高めていけたらと思っておりますので、なにとぞご容赦ください。
なお、ここではご紹介しませんでしたが、ミアとセバスチャンのデートシーンのモンタージュにはドジャー・スタジアムやラ・ブレア・タールピットなども登場していたのではないかと思います。
ご覧いただいたようにロサンゼルスという街は、結構見ごたえがあります。『ラ・ラ・ランド』の世界的ヒットのおかげで、旅行会社が主催するツアーも豊富に用意されていると思いますが、映画には登場しなかったチャイニーズ・シアター、サンタモニカ、ロデオ・ドライブ、デズニーランドなどの観光地も合わせると、車がないと効率よく回るのは結構大変だと思います。
『ラ・ラ・ランド』はとにかく音楽が素晴らしい映画なので、ロケ地巡りをされる場合は音楽プレーヤーを忘れずにお持ちください。